21世紀を迎えた私たち人類は、その年輪を重ねた分だけのすばらしい進歩がありました。
しかし同時に、そこからうみ出される矛盾を多くあげることが出来ます。
およそ35万年にわたる人類の歴史の中で費やされてきた主な関心ごとは、暮らしているその場所の自然環境との共存でした。
各地域のコミュニティがいかにこれを成し遂げるかは、それぞれのコミュニティーが発揮できる知恵と団結の結果いかんであり、
それは常に厳しく試されて来たのです。
私たちの祖先のそうした努力が繰り返されてきたことにより今日の私たちの暮らしがあり、今もそれらの根は張られています。
ただし、本当に確かな根としてあるかどうかが気がかりです。
しっかりと張り巡らされた根が何時も「地域の元気」の源となり、問題とされている「地球環境の元気」へも繋がって行くことができるような持続可能な社会であってほしい。
そんなことを考え地球の楽校は活動を続けています。
願わくば、私たち自身が地域の魅力そして底力をくみ出すことができて、誰れしもがそのファンになり、次の世代へ健康な地域の自然と暮らしを責任を持って手渡せますように。